なぜ、若狭で事業をするのか。そんなことを度々聞かれますが、私は決まって「この街を元気にするため」と答えます。若狭は、里山と海が近く､四季を感じられる気候､新鮮な食材、伏流水が豊富だから米も美味しい。冬は雪が降りますが、杉が植えられた山に初雪が降ると、この上ない美しさがあります。そんな何気ない街の景色や、自分たちが生まれ育ったこの街の未来を守りたい。そのために、私たちがいる。シンプルですが、1972年の創業以来変わらないこの会社の核なる想いです。
そのため弊社では、少し先の未来を視野に入れて素材開発をするようにしています。製造して、販売して、終わりではなくて、未来を少しでもよくできるものをつくりたい。近隣だけでなく、全国からご依頼をいただき、未だ見ぬ素材の製品を開発したり、未来に胸を張って残せるプロダクトをデザインする。簡単なことではありませんが、自分たちの製品で、未来を今よりも良くできると信じて。これからも、その想いが変わることはありません。そのためには、これまで以上に地域と共に協力しあっていくことが重要だと考えています。顧客のニーズに応えた製品を素早く提供し､プラスチックボトルの製造技術を高め、これからも信頼を得られるよう心がけていきます。
プラスチックボトルは、中身を保護するという機能性に加えて、便利さやデザイン性によってブランドイメージを左右する大切な役割があります。私たちが手掛けた製品を街で見かけると､少しでも誰かの笑顔、幸せ、未来にとって、よいものになっているといいなと想います。